ウルシjapan~温故知新!日本のほこり漆のヒミツとみらい~

ウルシの今(いま)、昔(むかし)➃

ウルシは接着剤(せっちゃくざい)に…金継(きんつ)ぎって何?

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ウルシの塗料(とりょう)としての使われ方はわかったけれど、ウルシが接着材(せっちゃくざい)にもなるって一体どういうこと?

 

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へぇ~縄文時代から割れた土器をウルシでくっつけるなんて、やってたんだ!

 

ウルシで接着して、そこに金とか色をつけるのが金継(きんつ)ぎってことだね。

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そう、金継(きんつ)ぎはアートなんだね。

ウルシでリサイクル、っていうことでもあるよね。

 

モノを簡単に捨てずに、大事に大切に使うのに役立つんだね。

壊れていたものが、生まれ変わるようにきれいに直すことができるんだね!

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塗料(とりょう)でも接着剤(せっちゃくざい)でもない使い方?
乾漆(かんしつ)って何?

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ウルシの塗料(とりょう)としての使い方、接着剤(せっちゃくざい)としての使い方を学んできたけれど、まだ違う使い方があるんだって!

「カンシツ」って聞いたけど、一体どういうものなんだろう?

 

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乾漆(かんしつ)というのは、ウルシと布で形をつくる技術なんだね。

乾漆(かんしつ)の技術でつくられた仏像が、1300年以上たった今もほぼ当時のまま残っているって、凄い!

 

とても軽くて頑丈だってね。軽いから、お寺が火事になっても運び出せたってことだね。

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だから今でも残っているってことかぁ。
千何百年以上も前に素晴らしい技術があったんだね!

 

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乾漆(かんしつ)の技術を使って、今の暮らしの中でモノづくりができないか研究してるって。

 

暮らしの中で育まれた、ウルシを使った芸術について聞いてみよう!

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芸術としてのウルシの使い方を「シツゲイ」って言うそうだけど、ウルシを使ったモノづくりのことをもっと聞いてみよう!

 

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漆芸(しつげい)というのは、ウルシを器の表面に塗(ぬ)ったり模様(もよう)を描(か)いて作品をつくる技術(ぎじゅつ)のことなんだね。

 

塗料(とりょう)としての表現(ひょうげん)方法、接着剤(せっちゃくざい)としての実用が9000年も前からあったのが、人の知恵(ちえ)と経験(けいけん)でどんどん扱(あつか)い方を学んでいって、仏像(ぶつぞう)、装飾品(そうしょくひん)に使われていったってことなんだね。

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もちろん日常(にちじょう)使うものにもね。

生活で使うものから芸術(げいじゅつ)作品での表現(ひょうげん)方法にまで、ウルシっていろんな使われ方がされているんだね。

 

日本人の中でなじみやすい 身近な素材(そざい)なんだろうね。だから、その時代、時代の人たちに幅(はば)広く使われ、受け入れられてきたんだね。そして今の時代まで受け継(つ)がれているんだよ。

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これから先、どう使われるか楽しみだね。

 

yamachan_fullsmile 新しいウルシの使い方が出て来るかもね。

 

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