ウルシは、いつから使われているの?
ウルシはいつから使われているんだろう? どのぐらい前の人たちが、どのようにウルシを使っていたのかな? |
なんと!縄文時代の人たちが生活に必要なものに塗ったり、くっつけたりする材料としてウルシは使われ始めていたんだって!! 北海道で約9000年前の漆器(しっき)が発見されたり、青森県の是川遺跡(これかわいせき)では約5000年前の弓や櫛(くし)や籠(かご)にウルシが塗料(とりょう)や接着剤(せっちゃくざい)として使われているものが発掘(はっくつ)されてるんだって! |
人類はそんな太古の昔からウルシを発見して生活に生かしていたんだね。 |
ウルシノキってどこにでもあるの?
ウルシノキってどこにあるのかなぁ? 身近なところでウルシノキを見たりすることって、あるのかなぁ? |
今はウルシノキがある地域(ちいき)は限(かぎ)られているんだね。ウルシノキを育てて増(ふ)やそうとしている所もあるんだ。 でも、みんなの周りにも伐(か)り残されたウルシノキを見つけられるかもしれないね。 |
どこの国にもあるの?どこの国でも使われているの?
日本以外にどこの国にもウルシはあるのかなあ? どこの国でもウルシは使われているのかなぁ? |
日本でとれた国内産のウルシと中国産のウルシの両方を使っているけれど、そのうち中国産のウルシが9割(わり)以上なんだって。 |
ほとんど中国産のウルシなんだね。 |
でもウルシを扱(あつか)う人は、国内産のウルシを使いたいと強く思ってるんだって。 でも、日本の国宝(こくほう)や重要文化財(じゅうようぶんかざい)は国産ウルシで修理(しゅうり)するという指針(ししん)を国が示(しめ)しているし、何度も重ね塗(ぬ)りをする漆器(しっき)は途中(とちゅう)までは中国ウルシを塗って、食べ物や口にふれる部分は国産ウルシで仕上げたり、中国ウルシと国産ウルシの使い分けをしてるんだって。 |
日本もウルシがたくさん採(と)れるようになれば、日本でウルシを使う人も喜(よろこ)ぶし、世界に提供(ていきょう)できるようになると日本のウルシの未来は明るいよねぇ。 |
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