ウルシjapan~温故知新!日本のほこり漆のヒミツとみらい~

ウルシの仕事現場を見てみよう!②

ウルシかきの仕事をみてみよう!

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ウルシノキから樹液をとることを「ウルシかき」っていうんだったね。

実際にどんな作業なのか見てみよう!

 

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ウルシノキ1本から約200グラムの樹液(じゅえき)がとれるんだね。

 

国宝(こくほう)や重要文化財(じゅうようぶんかざい)の修理(しゅうり)に必要な国産ウルシの樹液(じゅえき)をとるために、毎年約1万1000本ものウルシノキが必要なんだね。

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「殺し搔き」って怖い名前だけど、樹液を取り終わったウルシノキは伐採されてしまうことからこのように呼ばれるようになったんだよ。でもウルシノキは伐採されてもまた切株や根っこから新しい芽を出す生命力をもっているんだ。

 

漆掻きの道具紹介

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ウルシかきの仕事に使う道具を見せてもらうよ。

 

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へぇ~こんな風にしてウルシノキから樹液(じゅえき)をとってるんだね。

 

ボクもやってみられるかな~

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今度はウルシ問屋の仕事を見てみるよ!

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ウルシノキからとった樹液(じゅえき)を塗料(とりょう)や接着剤(せっちゃくざい)などとして使えるものにする仕事があるよ。どんな仕事なのか見せてもらおう!

 

 

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へぇ~冷蔵庫(れいぞうこ)で保存(ほぞん)するんだ。

 

ウルシかきさんによって樹液(じゅえき)にも個性(こせい)があるんだってね。

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ウルシかきさん、最近増(ふ)えているってね。

 

とれた時期によっても性質(せいしつ)がちがうんだね。

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とる人、とれた場所、とり方、ウルシノキ一本一本でウルシの性質(せいしつ)が全然ちがうってことだね。

 

その性質(せいしつ)や特徴(とくちょう)を見きわめて精製(せいせい)していくんだって!

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いろいろな検査(けんさ)やチェックするポイントがあるんだね。

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これがウルシの「セイセイ」(精製)という仕事なんだね。

 

精製(せいせい)という仕事は、ウルシの樹液(じゅえき)を塗料(とりょう)として使えるようにする仕事ってことだね。

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使う人たちが望むとおりのウルシを精製(せいせい)・調合をして提供(ていきょう)する。奥(おく)深くて楽しい仕事だね。

 

漆使用例

写真:出処「アルテマイスター」

 

morio1 このような仏壇や仏具にも漆が使われているんだね。

 

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